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◆ 太陽光発電の疑問

 3連休で市場が開いてないので、日頃からちょっと気になっている事を書いてみたい。

 タイトルにも書いたが、太陽光発電についてだ。

 そもそもの疑問。『本当に得なの?』

 ここでいう得というのは、経済的にという意味と環境的にという意味の二つ。

 まず経済的な損得だが、おそらく損なんだろうと思う。
 なぜなら太陽光発電を主要事業にしている企業が存在するという話を聞かないから。

 もし太陽光発電が儲かるのであれば、既存の電力会社はもっと太陽光で発電するだろうし、パネル製造会社(シャープとか三菱電機とか)も同じだろう。パネルの製造会社は消費者に買ってもらった方が、自社で電気を作るよりも儲かるからこそ消費者に売っているに違いない。
 
 適当に検索して標準的な値段を調べた所、3kwで200万ぐらい必要で、年間の売電収入は10万前後らしい。ということで約20年で経済的にペイする・・・って書いてる所が多いけど、そんな簡単じゃないはず。

 200万円の時間的価値を考慮してないので、実際はもっと長いんじゃないかな?
 3%で運用すれば年6万円、5%なら年10万円の収益が上げられる。200万円をもし借金しているなら、金利支払いの分だけさらに収支均衡に必要な年数は増えるだろう。

 ま、というわけで経済的には損なんだろう。企業が参入しないのも頷ける。

 環境的な損得は、はっきり言ってよくわからない。

 環境的な損得を考えるにあたっては、太陽光発電に必要なトータルの消費エネルギーと、太陽光発電によって製造されるエネルギーとを比較すべきであろうが、信頼に足る資料をこれまで見たことがないのだ。

 けど比較するのはきっと難しいんだと思う。基準を何に合わせるのかが大変そう。

 家庭用の電気は、関西電力だと55%程度が原子力、30%程度が火力、15%ぐらいが水力だったと記憶しているんだが、CO2排出量をどのように評価するのか。時間によって発電構成が変わるし、一筋縄ではいかない。

 太陽光発電に絡む営利企業の出す情報は、どうしてもバイアスがかかっているので都合の良いことばかり。地球環境にやさしいだの、パネル製造時に必要なエネルギーの回収は2〜3年程度とか。本当にそのまま信じて良いの?

 パネルを製造するのは良いけど、その輸送とか、設置に必要なエネルギーは大したことないんだろうか。自宅の屋根につけるならまだしも、太陽光発電用の建物を造るならその建築材の製造に必要なエネルギーは無視できないんじゃないか?

 あと、直流→交流への変換装置とか、電圧を安定させる装置とか、売電するための装置とか色々と必要な物があると思うのだが、それらもきちんと含めて環境損得の評価はしなければならないと思う。

 というわけで、環境負荷の大小に関してはとにかく本当にわからない。誰か教えて欲しいものだ。

 ま、太陽光発電は、経済的に十分にペイするようになるならないと爆発的に普及しない事だけは確かだろうな。
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