徳政令と最低賃金法
「徳政令」というのは知っている方も多いと思いますが、日本の歴史上に何度か登場した「その時のみんなの借金をなかったことにする法律」です。そして、どの「徳政令」も融資の市場を急激に縮小させたため、経済的混乱をひき起こし、すぐに撤回されています。
貧乏な人を救うための良い法律と思い徳政令が出されたわけですが、徳政令の欠点は「徳政令が出された地点ですでに借金をしていた人は得をするが、徳政令後に借金をしようとする人は損をする」ことです。同じことをするのに、ある時を境に以前同じことをした人より損をするというシステムは時間的な平等性を損なうことになります。
貧乏な人を救うための良い法律と思い徳政令が出されたわけですが、徳政令の欠点は「徳政令が出された地点ですでに借金をしていた人は得をするが、徳政令後に借金をしようとする人は損をする」ことです。同じことをするのに、ある時を境に以前同じことをした人より損をするというシステムは時間的な平等性を損なうことになります。
「最低賃金法」もまたしかりで、雇用者にとっては、法律施行時まで雇っていた人の賃金を上昇させなければなりません。これは、すでに就職をしている人にとっては非常に有利な法律です。
しかし、これから就職する人にとってはどうでしょう?雇用者は賃金が一定水準以上でなければ雇えないので、最低賃金以下なら雇うつもりだった人は雇わなくなります。つまり失業率を上昇させることになります。最低賃金法は、就職している人、就職できた人にとってはすばらしいもので、ある種の既得権と言えますが、自由な経済活動を阻害し賃金を上昇させる以上に雇用機会の喪失が大きくなります。
同じような法律に「借地借屋法」、海外のものですが「家賃規制法」などがあります。いずれも既得権のある人には非常に有利ですが、それ以外の多くの人は損をする法律です。
ノーベル経済学賞を授賞したスティグリッツ氏の書いた「スティグリッツ入門経済学」にはそのような一節があり非常に感銘を受けました。こんな事を書いてるスティグリッツ氏ですが、弱者の視点にたった経済学者の一人なのです。その本では貧困層を助けるのに目先の事だけを考えて法律を作っても全く意味がないことを経済学的に書いています。(嗜好品税制の節も必見)
現在もいろいろな新しい法律に関する議論がマスコミで交わされていますが、一度冷静に経済学的な議論を行なってほしいと思います。
しかし、これから就職する人にとってはどうでしょう?雇用者は賃金が一定水準以上でなければ雇えないので、最低賃金以下なら雇うつもりだった人は雇わなくなります。つまり失業率を上昇させることになります。最低賃金法は、就職している人、就職できた人にとってはすばらしいもので、ある種の既得権と言えますが、自由な経済活動を阻害し賃金を上昇させる以上に雇用機会の喪失が大きくなります。
同じような法律に「借地借屋法」、海外のものですが「家賃規制法」などがあります。いずれも既得権のある人には非常に有利ですが、それ以外の多くの人は損をする法律です。
ノーベル経済学賞を授賞したスティグリッツ氏の書いた「スティグリッツ入門経済学」にはそのような一節があり非常に感銘を受けました。こんな事を書いてるスティグリッツ氏ですが、弱者の視点にたった経済学者の一人なのです。その本では貧困層を助けるのに目先の事だけを考えて法律を作っても全く意味がないことを経済学的に書いています。(嗜好品税制の節も必見)
現在もいろいろな新しい法律に関する議論がマスコミで交わされていますが、一度冷静に経済学的な議論を行なってほしいと思います。
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