>> 『タックスシェルター』中里実
『タックスシェルター』中里実(有斐閣)「タックスシェルター」=租税回避商品。
企業が利益を出した時、その利益に対して法人税がかかる訳だから、上手く「形式的な損失(所得の計算上のみ存在する損失)」を作り出してやればよい。もしくは利益をグループ企業に付け替えてしまえばよい(そのグループ企業がタックス・ヘイヴンに籍をおいているとか)。
勿論、誰でも思いつくような方法は基本的に規制されてる訳だけれど、複雑な税制を上手く利用して開発されているのが租税回避商品。そして、この本は(過去のものに限れば)実際の租税回避商品の仕組みを説明し、各種商品の系統立てをしている。
・・・と書いてはみたものの、実際の「過去に開発された商品の仕組み」の部分の記述になると専門用語が頻出するし当然租税法の内容は出てくるしで半分も理解できない。(考え方は何となく解ったような気になるものの)
図書館でこの本(前からちょっと気になってた)を借りたきっかけは、某氏がmixi日記で「今年度のFXによる雑所得が二十数万になりそうだ(雑所得が20万を超えたら確定申告必要)」と書いていたからで、それを読んだ時に「何だ、数万くらいならボラリティの大きい外貨を両建てで建てて、年末に損の出てる方を決済→年始に残りを決済すればいいのに」と思ったから。
両建てのスワップ差コスト+決済時期が数日ずれることによるリスクが、2万or4万(彼の給与所得による)の税金を支払うタイミングを来年に延ばすというメリットと比べて大きいか小さいか。(因みに、来年度、FXで損をするかもしれないということを考えれば支払う金額が減る可能性もあるし、給与所得が増えて来年に回した方が税率が上がるということも考えられる。某氏の場合は後者の可能性が高いので、今年度申告した方が良さそう。)
こういった考え方を突き詰めていけば、やっぱり「もっと上手くやってる奴らはどんな方法を使ってるのか?」が知りたくなる訳です。いきなり難しい本を借りすぎた感はあるものの。
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