>> 土日は待機。

福島での事故を受けて、経済産業省から緊急安全対策の指示が3月末に出ているので、今回の地震・津波の被害を直接受けなかった電力会社(原子力を持ってない沖縄以外)はこの4月中にやらなければいけない緊急対策の対応を行っている所です。

訓練や海水を使った冷却手順の整備といった社内でできることは速やかにやるとしても、電源車・消防車の配備といった「モノを買ってこないといけない」対策については各社一斉に調達に走るために大変な状況のようです。

多少なりとも緊急安全対策に関わっているので、地震以降の土日は呼び出されたら出勤できるように自室〜近所の敦賀市くらいで待機中です。敦賀では食料品の買い物くらいしかやることがないので、ゲーセンのjubeatが上達していく日々。

福島第一については、注水ではない冷却機能の復旧or代替冷却系統の早期完成を願うばかりです。

>> 福島の件

正直、福島の件は見守るしかできないのが辛い所です。

東電には、まず収めること、その後で何が起こったかを知らせて欲しい。言うは易し・・・なのは知ってるんですが。

情報としては首相官邸が随時更新してるものが見やすいかと思います。ニュースは断片的すぎてどうも。

>> 久しぶりのRI関係勉強

放射線業務従事者(女子)の職業被ばくについて、
・「妊娠中女子の腹部表面における等価線量限度を2mSv/妊娠中」とすることと、
・「妊娠中女子の内部被ばく実効線量限度を1mSv/妊娠中」とすること
はともに胎児を一般公衆と見なして「1mSv/年」の限度を守るように設定されているらしいけど、これらの2つの制限はそれぞれ独立しているので厳密に言えば「1mSv/年」を守れるとは言い切れない。そもそも妊娠中とする期間自体「使用者が妊娠の事実を知ったときから」だし。

それは内部被ばくと外部被ばくを合計して管理することが実務上難しいからなんだと思うんだけど、そんなことよりこの制限に引っかかるほどRIの現場に女の人が居てるのかという疑問はある。(病院とかなら可能性あるのかな?)

久々にネットで線量限度のことを調べたら、ICRP勧告に女子の「四半期管理」(5mSv/3ヶ月)規定がない(=日本独自)ことを知った。10へぇくらいの驚き。

>> 今日の本:『電力系統の運用と電気設備』火原協会講座35

『電力系統の運用と電気設備』火原協会講座35

最近、あまりにも勉強から遠ざかっている事に恐怖感を覚えたので、
手元にあった系統運用とかの本を持って喫茶店で流し読みした。

・・・ほとんど解らなかった。

・真夏日には気温が1℃上がる毎に日本全国の最大電力が500万kW増える。
・夏季は14時が日負荷のピーク、冬季は18時。でも夏ピーク:冬ピークは100:85くらい。
・工場での自家発は蒸気利用に付随したものが多いので、蒸気圧・量が主、電気が従が多い。背圧タービン。
・PWRで日負荷追従やろうと思ったら、ホウ素濃度コントロールに非常に労力がかかる。(CRでのコントロールは現状のアキシャルオフセット一定を前提としては×)

あたりが読んでて頭に入ってきた内容。
電力需要が2020年にはピークアウトするって言われてるのに、どういう手段でもって「CO2排出:2020年には2005年比15%減」したら良いんだろうか。原子力の日負荷追従やらせてくれるのかなぁ。

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話は変わって、ATOMICAが復活していた!
http://www.rist.or.jp/atomica/
ここがあるのとないのでは、炉主任・核燃取扱の勉強のし易さが全然違うので喜ばしい限り。

>> 発表日

2年前の5月末日もそうでしたが、

今年も絶賛氏名公開中です。

>> 核燃取扱主任

法令の勉強をしていて、炉主任試験なら主務省令として実用炉規則だけ見てれば良かったけど、核燃料の場合は加工規則も再処理規則も両方把握しなければいけないことに気づいた。

めどい。

>> 核燃取扱の試験問題

核燃料取扱主任試験の過去問は、1999〜2005年の分が解答例つきでJAERI-Reviewとして公開されている。
そこらへんが「核燃でも行ってみるか・・・」と思い立った所以なんだけど、2006・2007年は(JAEAになったからなのか?)公開されてない・・・と思ってた。今まで"JAEA-Review"とかで検索してたから。

それが今日、「核燃料取扱主任者試験問題」で検索したら何とNISAのWebページに過去問が!(炉主任のも最新2年分ある)
流石に解答例はないものの、丁度抜けてる2006・2007年があったので助かる。

因みに、30回以前の過去問は原子力公開資料センターに行けばあることが解ってる。けど、実際に行かないとコピーできんのよねぇ。

>> 勉強会した

実際に開いてみたら3人だけになってしまった勉強会。

久しぶりに炉物理の話ができて楽しかった。が、今僕が勉強しなあかんのは炉物理じゃなくて材料と化学。
まあ覚えるだけって言やぁその通りなんだけど・・・あまりにも久しぶりな内容ばっかりで自信をなくしてしまう。酸素ポテンシャルって何だっけ?B3とかM1の時に勉強したのは間違いないんだけどなぁ。

法令は炉規則→加工規則となるくらいで、出題のされ方とか問われるポイントは大体同じっぽい。

穴埋め問題の「穴だらけ」っぷりも何か似てるなぁ。い解らないと〜には手が出せないという鬼畜問題。

>> 原子力発電所の運営状況について

某電力では、毎月15日頃に「原子力発電所の運営状況について」という形で各プラントの状況をプレスしているのですが、2/15発表のプレスが長い。

同プレスの1/15分12/15分と比較してみると解るんですが、今月はプレス内容が多杉なのです。当然、その分社内で対応している箇所は忙しくなって予定狂いまくりなのですが、自分の所で招いた事態なので誰にも文句を言えないのが辛い所です。

えー。そういう訳で、
ごめんなさい、来週末は大阪帰れないです・・・(←本題)

>> 先生

去年東京まで資格試験を受けに行って受かったので、
今年はその試験対策研修の講師をさせてもらいました。

2日間、のんびり炉物理の質疑応答。
基本的に1群の拡散方程式とか1点炉近似の動特性、逆時間方程式といった原子力系の学部(+α)レベルの内容なんですが、機械系・電気系出身だと難しいだろうなぁと感じる。炉物理って特殊な「用語」が多すぎじゃない?考え方としては他の分野でよくあるような手法でも、何か妙な名前がついてたりするし。

研修の中で話題に上ったけど、部分積分と言えば ∫logx dx。
これの解き方はちょっと美しいと思う。